2012年05月21日

野口まどかさんのデッサン作品集

以前も何度かご紹介させて頂いた、野口まどかさんのデッサンですが、

今回、ドーンとご紹介させて頂きます。

全て、木炭紙に木炭で描いております。

まずは、こちら。

KIF_0466.JPG

これは、牛骨。牛の頭部の骨ですね。

形が複雑で難しいのは言うまでもないのですが、

全体のバランスや骨の質感が、実に見事に表現されています!

以下は部分。

KIF_0467.JPG

目の部分の奥、下アゴの骨の重なり具合なども、非常に丁寧に観察できておりますね!


続きまして、2点目。

KIF_0479.JPG

こちらも牛骨。下アゴの骨を外し、台に立て掛けて描きました。

先の位置から描くよりも、かなり難しい構図を選び、挑戦されましたが、

こちらも、見事!

以下は部分。

KIF_0480.JPG

歯の抜け落ちた穴や、複雑に入り組んだ形や空間まで、

ひとつひとつ丁寧にじっくり観察されているのがよく判ります!


3点目。

KIF_0474.JPG

キジのはく製を描きました。

木炭で描いて、“物の色” を感じさせるというのは、

実はかなりの上級者にならなければ難しいのですが、

キジの色、感じますよね〜!

素晴らしい出来です!

以下、部分。

KIF_0475.JPG

ものすごく細かく描いているわけではないんですが、

羽の色や表情が、しっかり表現されております。


4点目。

KIF_0477.JPG

石膏像です。この石膏像の名前は “ラボルト” と言います。

別名 “パルテノンのヴィーナス” 

つまり、女神様ですね!

この像は、頭部だけの、いわゆる “首象” と呼ばれるものですが、

おでこから後頭部までの奥行きがかなりあり、量感を出すのが難しい像です。

野口さんのラボルトは、少し可愛く小さくなってしまったように見えますが、

絵画的にまとまりのあるデッサンになりましたね!

以下、部分。

KIF_0478.JPG

左右の目の表情の違いや、頭髪の見方やとらえ方などは、

美大受験生も参考になりそうなほどです!


5点目。

KIF_0472.JPG

この石膏像は、アリアス。

これは、ギリシャ神話に出てくる “アリアドネー” だそうで、

通称が “アリアス”

整ったお顔の美人さんです。

この像は、どこから見ても動きが美しく、キメの細かいゆるやかな形の変化の皮膚と、

この髪の毛のウネウネが特徴的ですね。

ラボルト同様、量感や空間が難しい像なんですが、

野口さんは申し分ない構図で、非常に力強く描けていますね!

以下、部分。

KIF_0473.JPG

縦巻きロール、実によく観察できておりますね!

うなじへと抜けていく空間もしっかり見れております。


6点目。

KIF_0469.JPG

この石膏像は “ブルータス” 

この像の本物は、かのミケランジェロが60歳の時に作ったものです。

今、軽く調べてみたら、ミケランジェロが作ったのは頭部だけのようですね・・・

身体は弟子が作ったと伝えられており、未完成だそうです。

さて、このブルータス像ですが、一番難しいのは、

この像独特のドカーンとした迫力と存在感が出せるかどうかです。

野口さんのブルータス、

気持ちほんのちょっと優しい表情になってしまったようにも見えますが、

構図、身体の厚みや胸の張り、堂々としたブルータスの印象はばっちりですね!

以下は、部分。

KIF_0470.JPG

力まずに素直にとらえられていて、見事な完成度のデッサンに仕上がっております!


【まとめ】

野口さんのデッサンは、どれも本当に素晴らしい出来映えです。

今回は、声を大にして言ってしまいますが、

昨今の美大受験生(・・とくに油絵科の学生)だったら、

ここまで描けないという者も、実際多くいると思います。

野口さんのデッサンの素晴らしさは、素直に物を見ていける “眼” の良さです。

我々も、絵を描く上での基本である、“見る” ということを、

もう一度考え直さなければなぁ〜・・・

野口さんの、作品を見るとそう思わずにはいられません・・・
posted by プカキング at 14:39| Comment(0) | 生徒作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月15日

中園花子さんの作品

KIF_0462.JPG

とても素敵なお城の風景画です!

こちら、ドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城です。

すごいところに建っておりますよね。

中園さんは、紙にアクリルガッシュで描いております。

画面全体を一旦濡らしておいて、画面上で絵の具を滲ませたりしながら描き進めております!


KIF_0463.JPG

こちらは、部分。

遠景の山々の表情など、滲みが効果的に使われております!

発色のさせ方に工夫が見られ、見応えのある力作に仕上がっております!
posted by プカキング at 16:53| Comment(0) | 生徒作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月15日

斎藤正也さんの作品

KIF_0460.JPG

斎藤さんご自身が、旅先で撮ってこられた写真から描かれた、

透明水彩による風景画です。

赤い屋根が印象的な素敵な風景画ですよね!

屋根からせり出している窓も、ひとつひとつ丁寧に描かれています。

奥に続く景色から、一番遠くの山まで、本当によく観察できておりますね。


以下は部分。

KIF_0461.JPG

窓の中、壁に書かれた文字や、そこに集う人々の様子まで描かれています!

極端に見下ろしているため、建物にパースがついて非常に難しいんですが、

斎藤さんは、見事に描き切っております!

雰囲気のある素敵な風景画になりましたねー!!
posted by プカキング at 17:27| Comment(0) | 生徒作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

永井仁美さんの作品

KIF_0457.JPG

これは、ご自身の幼い頃のお写真を元に描かれた、自画像だとのこと。

この写真、今は亡き永井さんのお父様がとてもお気に入りだった一枚だそうです。

その理由がよく分かる、とても可愛らしく素敵な写真ですよね。

写真がモノトーンということで、永井さんは見事なモノトーンの油彩作品に仕上げました!

モノトーンとはいえ、実物の完成作品には微妙な色味があります。

ほんのちょっと、制作の秘密を明かしますと・・・

下地にはブルー系の寒色を使い、上に乗せる絵具には茶色を少し混ぜ、

暖色のグレーを多く用いています。

これが実に効果的でして、

モノトーンなのに暖かみを感じる素晴らしい出来栄えとなっております!


以下は部分。

KIF_0459.JPG

細部まで神経の行き届いた、緊張感のある描写ですよね!

実に見事な完成度です!!
posted by プカキング at 16:42| Comment(0) | 生徒作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月03日

永井仁美さんの作品

P1151005-00.jpg

林の木々の間から見えた、、湖でしょうか?

夕暮れ時で、陽が沈みかかっています。

奥の大地にはまだ陽射しが差し込んでいて、澄んだ空気まで感じさせてくれる。

そんな素敵な風景画ですよね。


p1151006-01.jpg

よく見ると、枝にひっそりと一羽だけ鳥が止まっております。


P1151007-02.jpg

水面の表情、奥行き感・・素晴らしい完成度ですね!
posted by プカキング at 13:14| Comment(0) | 生徒作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月06日

野口まどかさんの作品

KIF_0455.JPG

前回に引き続き、野口さんの作品です。

こちらも木炭による石膏デッサン。

この像は、“ミロのヴィーナス”の首像です。

ミロのヴィーナスはご存知の通り全身像ですが、

石膏像としては、この首像、胴体部分までの半身像、

そして、本物同様の全身像があります。

おそらく、世界一有名な彫刻作品ですよね。

なので、首像とはいえ、多くの方がこの像を知っており、

その印象もほぼ一致しているでしょうから、

こういう像を描き、似せるということは、必然的に難しくなります。

しかし、野口さんは、非常に素直な目で、

とても印象のいいヴィーナスを描き上げることに成功しております!



こちらは、部分。

KIF_0456.JPG

よく観察して、力まずに描けていて、素晴らしいですね!
posted by プカキング at 17:23| Comment(0) | 生徒作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月04日

野口まどかさんの作品

KIF_0453.JPG

木炭による石膏デッサンです。

この石膏像は “マルス” です。

マルスは、顔の傾きや両肩、身体の軸の微妙なひねりなどが難しい像ですが、

野口さんのデッサンは、こじんまりすることなく、

画面に大きく入っており、背景までしっかり描き切り、

非常に迫力のあるデッサンに仕上がっております!



以下は、顔の部分。

KIF_0454.JPG

ヘルメットの立体感がもうちょっと出ると、さらに良かったと思いますが、

この描きっぷりと、この完成度は、

美大受験生も、びっくりな素晴らしい出来だと思います!!

posted by プカキング at 17:20| Comment(0) | 生徒作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

吉村光彦さんの作品

KIF_0450.JPG

吉村さんの奥様と愛犬栗ノ助くんとのお散歩中のほのぼのした光景が、

優しいタッチで描かれております。

奥の木々や家並みもしっかり描かれており、素晴らしい完成度ですね!



以下は、部分です。

KIF_0452.JPG

愛犬を見つめる奥様の優しい雰囲気がよく表現されていります。


KIF_0451.JPG

一方の栗ノ助くんも、なんとも可愛らしく奥様を見つめております。

癒されるいい絵ですね〜!
posted by プカキング at 17:03| Comment(0) | 生徒作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月19日

高谷映理子さんの作品


この絵見たことある!

という方もいらっしゃるのではないのでしょうか?

元々の絵は、18世紀後半から19世紀初頭に活躍した、

新古典主義の画家、ジャック・ルイ・ダヴィットの

『サン・ベルナール峠を越えるナポレオン・ボナパルト」です。

KIF_0442.JPG

一見、しっかりとした模写のように見えます。


KIF_0446.JPG

風になびくマントも見事に描かれております!

・・が、、



KIF_0445.JPG

口元にはバラをくわえていたり、さりげない演出が至る所に・・・

ただ、真面目に描くだけではなく、非常に高谷さんテイストが出ており、

とても楽しい絵に仕上がっております。

完成度も見事です!

知り合いのお店に飾られる予定とのことです。

きっと話題になるでしょうね〜!
posted by プカキング at 17:53| Comment(0) | 生徒作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

宇都野康子さんの作品


KIF_0447.JPG

海辺を軽やかに歩く馬に跨がった女性の作品。

海の色、空の色、風まで感じる見事な出来映えです!

以下は部分。

KIF_0448.JPG

ご自身も乗馬をされるとのことで、

丁寧に描かれた馬の優しい瞳が、とても優しく印象的ですね。
posted by プカキング at 17:21| Comment(0) | 生徒作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする